表面処理

表面処理について

工具の耐摩耗性などを改善するため、工具表面を硬化したり、硬質皮膜で覆ったりする処理で、大きく区分すると表面焼入法、熱拡散法、被覆法があります。表面焼入法には、フレームハード、高周波焼入れがあります。熱拡散法には、窒化、浸炭、浸硫窒化、TDなどがあります。被覆法には、PVD、CVD、PCVD、めっき、溶射、肉盛りなどがあります。

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窒化

工具の表面からN(窒素)のみを浸透させる純窒化と、N(窒素)とC(炭素)を同時に浸透させる軟窒化があります。代表例としては、ガス窒化、ガス軟窒化、塩浴窒化、イオン窒化などがあります。
窒化層は、表面化合物層(白層)と拡散層がありますが、これらの性状が工具の性能に大きく影響します。日立金属工具鋼(株)では、日立金属(株)の技術協力により、用途別に性状を最適化した真空ガス複合表面処理NVGシリーズをラインアップしています。

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浸硫窒化

塩浴中に浸漬する方法と硫化系ガスを使用する方法がありますが、一般窒化に比べ、耐摩耗性、耐焼付き性、耐溶損性などが改善されます。日立金属工具鋼(株)では、日立金属(株)の技術協力により、ガス浸硫窒化Hint-Sを用意しており、耐摩耗性の必要な熱間鍛造型、耐溶損性が必要なダイカスト金型・ピンなどに対応しています。

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硬質皮膜処理

PVD、CVD、PCVD、めっき、溶射、肉盛りなどがありますが、その内、PVDは、処理による変寸・変形がほとんどなく各種金型で適用が広がりつつあります。
日立金属(株)では、用途別に性状を最適化した複合表面処理Tribecシリーズを開発し、耐摩耗性の必要な熱間・冷間鍛造型、耐溶損性が必要なダイカスト金型・ピンなどに対応しています。

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